edited by Ryutaro Mori

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グロースを推進するエンジンとは、「ユーザーの重要なニーズを満たすプロダクトのメッセージ(満たすニーズ)と導入プロセスを、地道に、時間をかけて最適な状態に整え、サービスが自ずと成長する(ReferralとRetentionが伸びる)基盤を創る」こと。

グロースハックジャパンの記事「『グロースハックとは』 FB、Twitterの成長請負人が語るあなたの考えを覆すグロースの真実」の中で、グロースハックを考え直そうと、シリコンバレーで活躍する3人の成長請負人の考えや言葉を借りて要約した一節です。

この一節で特に見落としがちな部分が「導入プロセス」の部分であり、グロースハックジャパンでも、以下の2つの記事でその重要性を説いています。

もう一つのグロースハック条件「認知的負荷最小化」5つのポイント

継続ユーザーを増やしたいなら、まずはユーザーを「調教」しよう

そこで本日は、グロースの必須条件とも言える「導入プロセスの最適化」をサポートする話題のサービス「WalkMe」をご紹介致します。

「WalkMe」とは

walkme

WalkMeは、ウェブサイトやアプリの(チュートリアル、ウォークスルー、オンボーディング、etc..とも呼ばれる)導入プロセスを、手軽に最適化するためのサービスです。

2012年のローンチ後、主にBtoC向けウェブサイト/アプリをターゲットにサービスを展開してきましたが、ここへ来てセールスフォースなどのBtoBサービスにニーズを見出し、最近ではその成果から約11億円の増資を決めたことで今大きな話題を呼んでいます。

実際どれほど手軽に導入プロセスを最適化出来るのか、WalkMeが公開するビデオをご覧ください。英語ではありますが、直感的に使えるインターフェイスの魅力は十分に伝わる内容になっています。

【作業画面】

【出来上がりの様子】

ご覧のように、これほどまでに無駄を省いたかというUI及び最適化プロセスがWalkMe最大の魅力です。これならノンプログラマーでも簡単に検証作業が行えますね。

料金形態はフリーミアムプランとなっており、プレミアムプランに加入することで、利用回数無制限や解析機能といったサービスをフルに活用出来る仕組みになっています。既にAdobeやCiscoを含む数多くの有名企業がWalkMeを導入しており、使い勝手の良さはお墨付きと言えるでしょう。

グロースハックのバズワード化に便乗したサービスも国内外にかかわらず多く見受けられますが、WalkMeのようにグロースの本質的な問題を工数をかけずに解決するサービスが今後も続々登場することに期待です。