起業の準備は整っていますか?

本日は、大学でエンジニア向けにアントレプレナーシップを教えるEdmond Dougherty氏がEntrepreneurに公開した、12のYes/No問題で構成される「起業前準備確認テスト」をご紹介します。

「本当にこのアイディアで起業すべきか」

そんな迷いや疑問の解消に役立つかもしれません。

7月10日更新記事:

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*Yesの数を数えてください。テストの結果は本記事の最後に掲載されています。

①フルタイムでコミットする気がある

もし、今の仕事や学業を捨てて、ビジネスアイディアに100パーセントコミットする気になれないのであれば、あなたはそのアイディアを信じきれていないということです。

成功には、必ずフルタイムのコミットが必要です。

その気がないということは、ビジネスアイディアを信じきれていない、もしくは成功を信じれるほどその業界やサービスに関する見識が足りていない証拠です。

②スタートアップ以外何も考えられない

成功するためには、仕事を愛する必要があります。

自分が楽しめることを発見すれば、自然と競争力のあるビジネスアイディアを思いつくことでしょう。

③自身のスキルと興味関心を最大限活かせる

数年後、過去を後悔と共に振り返って、違う道を歩むべきだったと悔やみたくはないでしょう。

他にもやりたいことがあるようだったら、起業していない今のうちにその分野もリサーチしてみましょう。

どの道にもリスクはつきものですが、適切なリサーチを行えば適切な進路を選ぶことが出来ます。

どんな進路を選ぼうとも、十分な情報を得たうえで決断を出せば後悔することもないでしょう。

④家族や友人に投資を募れる

もし家族や友人に対して「素晴らしい投資の機会」を提供する気になれないのであれば、他の誰に対してもピッチなど行うべきではありません。

他の誰に投資話を持ちかけるよりも、まずは自身のおばあちゃんに投資ばなしを持ちかけましょう。

⑤サービスをグロースさせる願望と自信がある

サービスの成長を請け負う最適な人材である必要はありませんが、少なくともそうした人材になりたいという願望とそのための努力は必要です。

単純にアイディアをライセンス化するのではなく、サービスをしっかりと市場に届け、受け入れてもらうプロセスの一員としての自覚を持ちましょう。

⑥サービスは技術的に実現可能である

もしコンセプトが実現するか不安なら、プロトタイプを作ったり、パイロット版を作ったりして、大きな動きをした後に失敗していますリスクを最小化しましょう。

もしあなたのアイディアがどう考えても実現不可能であれば、もはやこのステップも飛ばして次のアイディアに移ることが懸命です。

⑦既に50人以上の見込みユーザーに直接インタビューを行っている

いくらプロダクトに深い愛情を持っていても、見込みユーザー、理想としては全く面識のない人々にインタビューを行わずに話は進みません。

過半数は絶対に共感してくれなくてはいけませんし、ユーザーになったときにしっかりと対価を払ってくれることを確証する必要があるのです。

プロダクトへの共感とサービスに対価を払うことは全くもって別のことであることは理解しておくべきでしょう。

⑧もし考えてるプロダクトが今発売されたら、我先に購入する自信がある

(プロダクトの種類にもよりますが、)もしあなた自身がお金をはらってプロダクトを買う自身がないのであれば、あなたはおそらくそのアイディアでスタートアップするにはまだ準備が足りない状態です。

⑨競合を知り尽くしている

あなたのビジネスアイディアを実践している人がいなくても、それは「競合がいない」ということにはなりません。

例えばあなたがタケコプターを作ろうとしている場合、誰もまだ特許をとっていなかったとしても、競合には飛行機、電車、乗用車などが含まれます。

あなたの競合を決めるのは、顧客が受け取るベネフィットであることをふまえて競合分析を行いましょう。

⑩サービスがユニークである、もしくは競合に比べて突出している

あっと驚く発明をする必要はありません。

人々がお金もしくはそれに通じる対価を払えば問題はないのです。

たとえばスターバックスはコーヒーを発明した訳ではもちろんありませんが、彼らは店舗の中で高いクオリティのコーヒーを提供したことが成功の決め手となりました。

⑪あなた以外の人間に長期的な雇用を提供できる

バランスシートに現れる事柄ではありませんが、あなたが作り出した雇用で従業員やその家族が幸せな生活を送れるということほどモチベーションになることはありません。

⑫社会に対してベネフィットを与えられる

社会に害を与えなくても、環境に優しいことをしていても、それは社会に対して利益を与えていることとはまた違います。

この問題にYesをつけるには、あなたのアイディアが社会を昨日よりもより良い場所に変える必要があるのです。

成績

【A】

もし11~12個の項目にYesをつけたのであれば、あなたの成績は5段階評価最高のAです。

時価総額数兆円の起企業になるかは別として、あなたは起業に向けた準備が出来ており、あなたにとっても社会にとっても素晴らしいことが出来るはずです。

【B】

7~10個の項目にYesをつけたのであれば、あなたの成績はBです。

時価総額数兆円の企業になる可能性も秘めていますが、あなた自身長続きするかは微妙なところです。

【C(平均点)】

このテストにC(平均点)はありません。

平均的なビジネスアイディアなどトライする価値もないのです。

【D】

4~6個の項目にYesをつけたのであれば、あなたの成績はDです。

運があれば成功の可能性がないとは言えませんが、人の何倍も働く必要はあるでしょう。

起業を楽しめはしないかもしれません。

【留年】

4個未満の項目にしかYesがつかなかった場合には、満足感を得ることも、社会にいいことも出来ないということであり、そのアイディアでの起業にやや悲観的になったほうがいいかもしれません。

もう一度ブレストからやりなおしましょう。

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