Translated by Takaya Uchida
SF映画のように聞こえますが、バーチャル・リアリティ技術は日々進歩を遂げており、この技術を活用することによって成し遂げられることを想像するだけでもわくわくしてきます。
あらゆる分野・領域への応用が想定される中で、バーチャル・リアリティ技術はスタートアップにとっても非常に大きなポテンシャルを秘めているのです。
このことを念頭に、YEC(起業家のためのSNS)に登録している起業家12人に以下の質問を投げかけました。
Facebookがついこの間Oculus VR.を買収しましたが、実際のところバーチャル・リアリティ技術はスタートアップにどのような影響を与えるとお考えですか?
早速これに対する12人それぞれの答えを見ていきましょう。
本記事はThe Next Webに掲載された記事(原題:9 ways virtual reality will affect the startup scene)を参考に著者が執筆したものとなります。
1. VCの投資の活発化
2007年にFacebookは第三者のディベロッパーがFacebook用のアプリを開発することを許容し始めました。
このとき、このようなアプリを開発するスタートアップに投資を行うためにVC達はすぐに何百万ドルものお金を用意し、これを背景にZynga等のスタートアップが創設されました。
Facebookがバーチャル・リアリティ技術を本腰を入れはじめたことによって、バーチャル・リアリティを使ったアプリの開発に特化したスタートアップが数多く創設され、この新たな市場に群がるように沢山のVCが投資を行うことが今回も予想されます。
バーチャル・リアリティの活用は、コミュニケーション、働き方、及び娯楽に新たな風を吹き込み、多くのイカしたソフトウェアが出てくることでしょう。
– Jason Seldon(P4RC)
2. 全く新しいプラットフォームの出現
インターネットやiPhoneのように、Oculus VRはユーザーに人々とつながり、情報を消費するための全く新しいプロットフォームを提供しています。
インターネットやアプリに革新が起きた当初のスタートアップがそれら技術を享受したように、これからのスタートアップは新しいアプリを開発し、Oculus VC上で走る、あるいはOculus VCに関連したプロダクトやサービスを創り出せる機会を得たのです。
– Andrew Thomas(SkyBell Technologies Inc.)
3. 新しいモバイル端末にひらめきを与える
スタートアップは携帯電話の未来像を考えている必要があります。
携帯電話がいつまでも手に持つものであることは考えにくく、実際に既に腕時計と化しています。
もっと未来では眼鏡になっているでしょうか、それともコンタクトレンズとして装着できるようになっているかもしれません。
バーチャル・リアリティ技術をウェアラブル端末に完全に組み込めるまでにはまだ道のりは長いですが、直実に進歩は遂げています。
今からモバイル端末の未来像を描けている人は、バーチャル・リアリティ技術の活用が主流となったとき、その市場をリードできる立ち位置にいれる可能性が高まることでしょう。
– Rameet Chawla(Fueled)
4. ファッションや美容を対象としてアプリの増加
バーチャル・リアリティ技術は美容やファッションの分野で活用できる大きなポテンシャルを秘めています。
例えば、服を買いに行ったときや朝その日の服装を決めるためにどの組み合わせが最も良いのかということを考える度、バーチャル・リアリティ技術が活かせる機会があるのです。
– Doreen Bloch(Poshly Inc.)
5. 無限大の可能性を秘めている
アイディアを視覚化するサービスを提供している企業の立場から言わせてもらうと、多くの人々はバーチャル・リアリティ技術がもたらす可能性を過小評価しすぎているように思われます。
ゲーム業界以外の業界でも5年後とは言わず、これからの数十年間は新しい機会に溢れることでしょう。
今現在、バーチャル・リアリティ技術とグラフィックの品質、情報の処理能力、情報へのアクセスや人工知能に関連した技術は互いに相乗的影響をもたらしはじめています。
空間的にも時間的にも人が仮想世界に入り込むことを可能にする技術や触知性アプリの開発に参入するようなことをしない場合であっても、バーチャル・リアリティ技術により成し遂げられることは目を見張るものがあるのです。
– Tracey Wiedmeyer(InContext Solutions)
6. 物理的に一カ所に集まって会議をする必要性がなくなる
Oculusの技術により、バーチャルな会議が直接会って行う会議に負けず劣らずの品質を担保できることが予想されます。
このことにより、実際に会いに行くための交通の手間が省けるでしょう。
– Josh Weiss(Bluegala)
7. 複数のプラットフォーム
バーチャル・リアリティがマーケティングのツールとして非常に有益で、ターゲット層の人々にリーチできる新たな媒体であることを人々に説得することに尚一層力を入れていくべきでしょう。
そうすることによって、バーチャル・リアリティ技術は多くの顧客にリーチできる新たな媒体として、またはオンラインの媒体を各顧客に合わせたものとして今後発展させていくできるようになります。
バーチャル・リアリティ技術の導入により、実社会に根ざしたソーシャルアプリやユーザーの効果的な制御に革新をもたらし、データを活用して物理的・精神的経験をより良いものにすることがスタートアップに可能となることでしょう。
– Ryan Stoner(ryanstoner.com)
8. お店に来たときの体験をオンラインでも可能にする
上手く使うことによって、バーチャル・リアリティはブランド企業に現実世界のお店で顧客がする体験をオンラインで人々に届けることを可能にするかもしれません。
Wraby Parkerというブランドがこの分野において先駆的な役割を果たし、バーチャルに眼鏡を試着することを可能にしました。
テクノロジーが進歩するにつれ、実際にお店に足を踏み込んだときの感覚や体験がますますオンライン上での体験に反映されるようになっていくことが期待されます。
– Matt Cheuvront(Proof Branding)
少し話が脱線しますが、Wraby Parkerは上記のバーチャル試着サービスのサポートはやめてしまったようですが、まだウェブサイト自体は機能していたので自分で試してみました。
Googleで「Warby Parker virtual try-on」と検索し、一番上のリンクをクリックすると
のページが出てくるため、「Click here to try on!」をクリックすると、写真をアップロードするページが出てくるため、写真をアップロードすると、架空の眼鏡をかけた自分の写真が掲載され、眼鏡を位置を調整することできるようになっていました。
9. 現時点ではまだ何も成果はないが、5年後に対する期待を大きい
バーチャル・リアリティの技術には非常に素晴らしいものがあります。
実際にOculusを使ってみて、感銘を受けました。誇大広告により抱いていた期待に完全には応えませんでしたが。
バーチャル・リアリティを活用した市場はまだ新しく、大規模な変革を目の当たりにするにはまだまだ技術面に改善の余地があります。
現状では、より簡単な操作ではるかに優れた視覚効果を得られる他の技術には劣っていますが、今後5年間でFacebookのサポートチームがそこを改善できると考えています。
– Carlo Cisco(SELECT)
最後に
海外のスタートアップ創業者12人がバーチャル・リアリティに関してどのように考えているかをご紹介しました。
読者の皆さんは同意できる意見がありましたでしょうか?
私個人はお店での体験をバーチャルに体験できたらマトリックスの世界みたいで非常に面白いだろうなと思いながら書いていました。











