translated by Takaya Uchida

 

 

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テクノロジー嫌いの人であっても、地点AからBまで安全かつ効率的に到達したい、という人々のこれまでの悩みの種を解消するUberのアイディアの素晴らしさを否定することはできないでしょう。

 

ボタン一個で5分以内にタクシーが自分がいる場所まで自分を迎えに来てくれるのです。

 

これまでにない最高の体験と言えるでしょう。

 

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Uberは2009年にサンフランシスコで黒い自動車を配車するサービスとして設立されましたが、今現在においては、全世界30カ国にまでサービスを広げています。

 

2013年8月時点でのUberの時価総額は37億ドルに達しており、Googleからも2億6000万ドルもの資金提供を受けました。

 

このGoogleとの提携により、誰もがアクセス権を切望するGoogleの数々のテクノロジーをUberは使用できるようになりました。

 

Uberへの投資家兼、相談役 Shervin Pishevarは

 

Uberは街中をメッシュ状に分割して、グリッドとしてシステムに組み込みつつある。一旦、そのグリッドがユーザー全員のポケットの中で動作し始めれば、そのグリッドの上に構築できるプラットフォームは多くの可能性を秘めている。

 

と述べています。

 

手頃な価格で安全な交通手段がみんな使えるようになることは画期的なことでしょう。

 

しかし、Uberのサービスはただ単に人々のある地点からある地点まで効率よく移動したいという欲求に応えてくれるだけではありません。

 

それよりさらに進んで、例えば女性や子供が一人で出歩くには危険な地域であっても、Uberの配車サービスがあればこの社会問題を解決できるかもしれないのです。

 

Uberが如何に成長を遂げたのかに関する記事は沢山ありますので、ここではUberがサービスの成長に行っている最適化に特化して述べたいと思います。

 

Uberは「顧客の最適化」をすることによってユーザーを伸ばしています。

 

 

本記事は Growth Hacking Uber  –  The “U” stands for User. How Customer Optimization fuels Growth を参考に執筆したものとなります。

 

 

カスタマー・オプティマイゼージョン(Customer Optimization)

 

顧客の最適化とはプロダクトやサービス内の特性(モバイルアプリ、ウェブサイト、ランディングページ)に焦点を当て、アプリやウェブサイト内でユーザーを効率よくコンバージョンすることを言います。

 

この戦略はユーザーフローの各ステップにおいて入念な分析とともに、各段階の最適化が要求されます。

 

これはつまりアプリやウェブサイトのデザインがデザイナーの直感によって決められるのではなく、マーケティング担当者とエンジニアによって提供されるデータ解析結果によって決められることを意味します。

 

 

ここで思考実験として、コンバージョン率をわずかに向上させるためだけでも、さらに100個改良が必要であるとしましょう。

 

それでもその100個の施策をきちんとやり通すことが重要なのです。その理由を下で述べていきます。

 

Uberが成長戦略として2つのプランを同時並行で実行すると仮定します。プランAとプランBです。

 

プランAは純粋に新規の顧客獲得、例えばAdWordsの活用のみ、に注力したプランだとします。一方、プランBはコンバージョン率の最適化に依存したプランだとします。

 

プランBではコンバージョン率が10%から11%に向上した場合、下の表からも、プランA・B共に訪問者が1000人であるにもかかわらず、顧客はプランBの方が10%も多いことが見て取れます。

 

さらに、AdWordsを使って訪問者一人当たりを獲得するのに$1かかると仮定した場合、1000人の訪問者の中から100人の顧客を獲得したならば、顧客獲得のためだけに$10(=$1000/100[人])かかってしまう計算になります。

 

しかし、コンバージョン率の最適化によりプランBでは110人の顧客を獲得できるため、顧客を獲得する一人当たりの単価は$9.09になる上、ユーザー1人当たり$20の歳入を生み出すと仮定すると訪問者を獲得する$1あたりプランBなら$2.20懐に入ってくるのに対し、プランAは$2しか入ってこないことになります。

 

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